若年層から夢のマイホーム?!注意点を知って行動を!
【一人暮らしのマンション購入はあり?】
分譲マンションの購入というと、カップルや子どものいる家庭だけの話、というイメージがあるかもしれません。ですが実際は、働く独身女性や、20代で頭金を貯めての購入など、一人暮らしでマンションを購入する事例はたくさんあります。
ここでは一人暮らしをする単身者の方に、マンション購入について具体的に検討するための情報をお伝えします。まずは一人暮らしのマンション購入をめぐるさまざまなメリットを解説しましょう!
・家賃と変わらない支払いで購入できる
マンション購入をするとき、住宅ローンの組み方によっては賃貸マンションの家賃と同等の月額負担で購入をすることができます。毎月家賃と同じ負担で自分の資産が手に入るのは大きなメリットといえるでしょう。
また、マンション購入には頭金を用意することが一般的ですが、頭金が用意できなくても、物件価格を全額ローンで賄うことも可能です。その場合、税金や手数料などの諸費用の現金があれば、購入の具体的な検討をすることができます。
・老後も住み続けられる家を持てる
マンションを購入して、老後も住み続けられる家を持っていると、経済的にも精神的にも安心です。収入が下がる老後の暮らしは、特に独身者にとって不安が大きいもの。ですが、今のうちに分譲マンションを購入しておけば、老後もずっと住み続けられる家を持つことができます。
・最新設備で家事や暮らしが楽になる
家事の負担を減らしてくれる最新設備が付いているのも、分譲マンションならではのメリットです。 たとえば、シンク下に設置される「ディスポーザー」は、生ゴミの処理に便利。調理中に出た野菜の皮を、粉砕してそのまま下水に流すことができます。シンクを衛生的に保て、生ゴミの臭いが気になりやすい夏場も快適です。
また、不在時でも荷物を受け取れる「宅配ボックス」と、24時間使える「ゴミ置き場」は、時間の融通が利くうれしい設備でしょう。
充実のセキュリティで安心して暮らせる。
長く暮らすことを前提とした分譲マンションには、快適に暮らすための工夫がたくさんあります。その1つが、充実したセキュリティです。「オートロック」はもちろんのこと、複製がしづらくピッキングにも強い「ディンプルキー」や、鍵が2か所に付いた「ダブルロック」を採用している物件もあります。
また、館内には「防犯カメラ」が設置されている場合も多く、一人暮らしにとって安心度が高いといえます。
・独身女性のニーズにはまる
これまでご紹介したメリットは、女性が一人暮らしをするにあたってのニーズにぴったりはまる、といえます。特に分譲マンションは、セキュリティ面が充実している物件が多く、心強いですね。
独身で分譲マンションの購入をすると、その後のライフスタイルの変化に影響があると考える人もいるかもしれません。しかし、マンションを購入しても、結婚のタイミングで売却したり、貸し出して家賃収入を得たりといった選択肢があります。実際に独身女性でマンションを購入した人の7割以上が将来の結婚を希望しており、分譲マンションの購入が結婚の足かせにはならないと考えているようです。
なお、マンションの購入を決断するなら、年齢が若い20代のうちのほうが住宅ローンの完済時期が早かったり長期で住宅ローンを組めたりといったメリットがありますよ。
☆一人暮らしのマンション購入の注意点
分譲マンションの購入には多くのメリットがある一方、次のような注意点もあります。
ライフスタイルが合わなくなることがある 結婚や出産、親の介護などライフスタイルの変化によっては、購入したマンションに住み続けられなくなる場合があります。
・すぐには手放せない
近隣トラブルや騒音、あるいは転職や転勤の都合などで引越したいと思ったとき、賃貸と違ってすぐに住み替えることができません。売却するには一定の期間がかかるためです。
・住宅ローンを支払えなくなることがある
マンション購入後は、毎月住宅ローンを支払うことになりますが、単身の場合はそのローンを1人で担うことになります。もし自分が失業したり病気にかかったりしたとき、まとまった貯蓄がなければ、支払いが滞ってしまうことも考えられます。
☆年収から見る分譲マンションの適正価格
ここで分譲マンションの購入するためには、年収からどのくらいの価格のマンションを買うのが妥当なのかを見ていきましょう。一般的にマンションの適正な購入価格は年収の約5~7倍とされます。具体的には以下のような金額が目安となります。
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年収 |
適正な購入費用の目安 |
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300万円 |
1500万~2000万円 |
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400万円 |
2000万~2800万円 |
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500万円 |
2500万~3500万円 |
上記の表はあくまでも目安です。一般的にマンションの購入価格は、「頭金+住宅ローン借入額」です。頭金をいくら用意できるか、いくら借り入れできるかによって、マンションの最適な価格帯は異なります。
☆一人暮らしのマンション選びはここをチェック!
マンション購入のメリットと注意点、適正な費用を踏まえたうえで、独身者が本当に「買ってよかった」と思える分譲マンションを選ぶにはどうすればよいのでしょうか?後悔しないためのポイントをご紹介します。
・売りやすい物件か
将来のライフスタイルの変化に備えて、売りやすい物件を選ぶことはとても重要です。売りやすさは資産価値の高さと言い換えられます。駅から近い、交通網が充実している、近くに商業施設があって買い物がしやすいなど、利便性の高いマンションなら需要が落ちにくく、売却しやすいといえるでしょう。
・ライフスタイルの変化に対応できる間取りか
家族が増えても対応できるような間取りを選ぶというのも、将来の変化に備える手段の1つです。たとえば結婚した場合でも、2LDKなら夫婦2人で十分暮らせます。
将来のことを考えて広めの物件を購入する場合には原則として50m2(一定の要件を満たせば40m2)以上の物件がおすすめ。なぜなら、50m2以上の物件は、節税制度を利用するうえで大きなメリットが得られるからです。住宅ローン控除の適用やすまい給付金の受給などを受けるには、「専有部分の登記簿面積が原則として50m2(一定の要件を満たせば40m2)以上」という要件があります。また、50m2以上であれば登録免許税や不動産取得税の軽減の要件も満たすことができます。
・住宅ローンの返済負担率に無理はないか
マンションは一戸建てとは異なり、住宅ローンのほかに管理費や修繕積立金、駐車場代などのランニングコストが発生します。住宅ローンを組む際はランニングコストも含めて検討しましょう。
・新築・中古それぞれの特徴に納得できるか
物件を選ぶとき、新築マンションか中古マンションかで迷う方も多いはず。それぞれの特徴から、自分にはどちらが合っているのかを検討して選びましょう。
両者を比較してみると、新築はなんといっても、全て新しいのがメリットです。設備も共用部分も最新の状態なので、快適かつハイグレードな生活を送れます。また、建物のメンテナンスのために支払う「修繕積立金」も、築年が浅いうちは少ない負担で済みます。しかし、新築はやはり中古に比べて価格が高くなります。
一方、中古のメリットは価格が安いこと。また、新築に比べて選択肢が豊富にあるので、希望に沿った物件を探しやすいことが挙げられるでしょう。注意点としては、中古は古いほど修繕積立金が高額な物件も多いことです。
☆周辺環境も含めて、住みやすいといえる物件か
家として住みやすいかどうかは、独身者にかかわらず必須の条件です。次のようなポイントを参考に、物件の快適性をしっかりチェックしてみましょう。
・通勤はしやすいか
・近くに買物がしやすいスーパーや商業施設などがあるか
・日当たり、風通しは良好か
・騒音や振動は気にならないか
・オートロックや防犯カメラなど共用部のセキュリティは十分か
・駐車場は入出庫しやすいか
・収納スペースは十分か
・生活動線はスムーズか
・耐震性能は十分か
など…
最後に
☆不安なことは住まいのプロに相談を!
「マンションを買う」ということは、自分のお金・仕事・ライフプランを見直すことでもあります。具体的にマンションを買うかどうかは別として、マンションを購入した場合の生活設計をシミュレーションしてみるのもよいかもしれません。
現在賃貸に住んでいる場合、現在の自分の年齢と年収を起点に、100歳までの住まいをどうするか、賃貸のままがよいのか、購入するほうがよいのか、検討してみるのはいかがでしょうか?20代、30代、40代、50代と、それぞれ起点となる年齢と年収によって、検討する課題が違いますね。
年齢と年収のほか、住まいの間取りもライフステージによって変わる場合があります。同じ一人暮らしでも、若いときには2LDKで居心地のよい暮らしができても、シニアになると1DKで快適な生活動線が実現する可能性もあります。マンション購入の資金プランをする場合、ライフステージに合わせたリフォームやリノベーションも併せて検討してみるのもよいでしょう。
将来の住まいについてはきちんと予算・計画を立て、自分だけのマンションライフを満喫しましょう!
「1人で決めるのは不安だけど、周りにはちょっと話しにくい…」という場合はファイナンシャルプランナーや住まいアドバイザーへのご相談もおすすめです!