衣替えシーズンに失敗しない方法
毎日着る衣類は、季節の気候にマッチしたアイテムで快適に過ごしたいですね。手持ちの衣類の中から、その時期に合う衣類を選びやすくするためには、衣替えがとても重要です。しかし、実際には「いつもなんとなく衣替えをしている」「どのタイミングで衣替えをすれば良いのかわからない」など、衣替えに関する悩みを抱えている方もいるはずです。そこで今回は、衣替えはいつするのか、そのタイミングやコツをまとめて解説します。
1.衣替えはいつするべき?

まずは、衣替えはいつすべきなのか、具体的なタイミングからチェックしていきましょう。
1-1.衣替えに最適な時期は4月・6月・9月・10月
衣替えは、季節の変わり目に行うのがベストです。例えば地域によりますが、春服への衣替えは4月、夏服への衣替えは6月、秋服への衣替えは9月、冬服への衣替えは10月がおすすめです。これらの月を目安に、その時期に快適に過ごせる洋服がすぐ手に取れるよう、衣替えを行ってみてください。
1-2.気温に合わせて衣替えのタイミングを決めよう
4月や6月など、カレンダーを目安に衣替えするのも良いですが、その年の気候や住んでいる地域によって気温の変化に違いがあるため、温度を参考にして衣替えを行うのもひとつの方法です。
春服の衣替えは16度以上、夏服への衣替えは23度以上を目安に行うと良いでしょう。また、秋服への衣替えは19度以下、冬服への衣替えは15度以下になったタイミングがおすすめです。
時に思いがけず気温が下がって冷えこんだり、季節外れの暑さを感じたりする場合もあります。そんなときのために、2週間程度の移行期間を設けておきましょう。具体的には、前シーズンの洋服を数点残し、2週間ほどキープします。
天気予報をチェックし、この先1週間の気温が安定してきたタイミングで完全に衣替えを完了させましょう。それでも心配な場合は、年中着られる服を数点出しておくのがおすすめです。
2.衣替えの手順とコツ

スムーズに、そして衣類をより良い状態で収納するには、衣替えの手順とコツを把握しておくことが重要です。
2-1.不要なものは処分する
各シーズンで買い物をして新たに衣類などの季節アイテムが増えてしまうことはよくあります。しかし、収納スペースには限りがあるため、放置された洋服が出てくるなど、部屋が片付かない原因となるため要注意です。衣替えのタイミングで、不要な洋服は処分しましょう。
不要なものを処分することで、収納や洗濯の手間も省けます。
2-2.洗濯する
衣替えでシーズンオフとなった洋服を収納する前に「しまい洗い(洗濯)」を行い、来シーズンもきれいな状態で着られるようお手入れしましょう。しまい洗いをせずに衣類を収納した場合、残っていた汚れが酸化して黄ばみになったり、時には虫食いが発生したりするケースもあります。
漂白剤や食器用洗剤などを使用し、気になる汚れには前処理を施してスッキリ落としておきましょう。より清潔になるよう、あらかじめ洗濯槽を掃除してから洗うことも覚えておきたいコツです。
2-3.収納は天気の良い日に行う

衣替えは、カビなどの発生を予防できるため、湿度の低い晴れた日に行うのがおすすめです。衣替えの作業中には、窓やドアを開けるなど、風通しを良くするのもコツのひとつです。
また、収納前に引き出しやクローゼットの中を拭き掃除、もしくは掃除機をかけて、清潔にしておくことも忘れてはいけません。収納する場所をきれいにしておくと、衣類の劣化や傷みを防止できます。
2-4.種類ごとに収納する
衣替えの際は、アイテムごとに分類して収納するのがおすすめです。このひと手間が、来シーズンの衣替えの手間を省いてくれます。手当たり次第に収納してしまうと、何をどこに収納したのかわからなくなるため避けましょう。
3.衣替えのときに知っておきたい!アイテム別の洗濯方法と収納方法
衣替えをする際には、しまい洗いが欠かせません。その際、まずは洗濯表示をチェックして、自宅で洗えるかどうか確認しましょう。
その後、自宅での洗濯が可能であれば、それぞれに適した方法で清潔な状態にします。具体的にどのように洗うのか、アイテム別に適した洗濯方法を、収納方法と一緒にご紹介しましょう。
3-1.ニット

ニットは、おしゃれ着専用洗剤を使用する、洗濯機のドライコースを選択する、など、洗濯表示に従うことが鉄則です。また、型崩れを防止するために、洗濯ネットを使用することも覚えておきましょう。
ニットを収納する際は、収納ボックスや衣装ケース、引き出しなどに立てて収納するのがおすすめです。立てることで、上に置いた衣類の重みでシワになることを予防できます。また、光を避けて下へと移動する習性があるといわれる害虫予防にもなるでしょう。
3-2.ダウンジャケット
まず汚れやすい袖口やポケット口、襟などにおしゃれ着専用洗剤を塗布し軽く叩くなど、前処理を施します。
後は、洗濯機のドライコースか、たらいでの押し洗いをして全体をきれいにしましょう。洗濯後は、ハンガーにかけて陰干しするのが基本です。ある程度乾いてきたら、袖や身ごろを両手で挟み、中のダウンがほぐれるよう軽く叩いてふっくら仕上げましょう。
ダウンジャケットを収納する際には、ふんわりとした質感を損なわないため、畳むよりもハンガーにかけるのがおすすめです。風通しが良く、一定の温度がキープできる場所を選んで収納すると劣化予防になります。
3-3.ボアアウター
ボアは、その生地の特性上ごみが付着しやすいため、ファスナーやボタンをしっかりと閉じます。その後、必ず洗濯ネットに入れておしゃれ着専用洗剤を使用し、ドライコースなどで洗濯しましょう。
また、ポリエステルなどの色移りしやすい素材であれば、単体で洗濯することも覚えておきたいポイントです。ボアならではのふわふわ感を損なわないため脱水は短時間で、乾かす際にはボアを手で優しく立ち上げてハンガーにかけておくと、きれいに仕上がります。
また、乾いた状態で軽くブラッシングすると、空気を含んでボアの質感をキープできるでしょう。
収納の際にも、ふわふわ感が損なわれないよう、畳まずにハンガーにかけるのがおすすめです。カビなどを防止するため、風通しが良く、湿気が少ない場所で保管してください。
3-4.毛布

直接肌に触れる機会が多い毛布は、意外にも汚れています。まず汚れている箇所におしゃれ着専用洗剤を塗布し、洗濯ブラシの背などを使って軽く叩いて前処理をしましょう。後は、蛇腹状に折り畳み、ロール状に丸めて洗濯ネットに入れ、洗濯機で洗うだけです。毛布はなかなか乾かないため、物干し竿を2本使用しM字型に干すと効率的に乾かすことができます。
乾いた毛布はカビが生えないよう、風通しの良い場所にしまいましょう。すのこなどを使って収納するのもおすすめです。
3-5.マフラー
マフラーは皮脂やファンデーションなどが付着しやすいアイテムです。そのため、汚れている部分におしゃれ着専用洗剤をなじませておきます。その後、汚れている面が外側になるように畳み、洗濯ネットに入れて洗いましょう。フリンジが付いている場合は内側に入れ込みます。
洗濯後は、風通しの良い場所で保管します。重みで伸びないよう、2本のハンガーを使用して収納するか、専用のハンガーで収納するのがおすすめです。
3-6.浴衣
浴衣は、襟に汚れが付着しやすいため、洗濯の前におしゃれ着専用洗剤をなじませて軽く叩き、前処理をしておきます。その後、和服の畳み方の基本「袖畳み」にして、洗濯ネットに入れてドライコースなどで洗濯。後は、形を整え、シワを伸ばして陰干しをすればお手入れ完了です。
浴衣を収納する際には、シワにならないよう袖畳みし、たとう紙(着物などの保管時に包む和紙)に包んで保管します。湿気が少ない場所で、防虫剤を使用して収納しておきましょう。
3-7.サマーニット
サマーニットは、おしゃれ着専用洗剤を使用して洗濯します。洗濯機のドライコースで洗うことも可能ですが、リネンやコットンなど、デリケートな素材の場合は縮みや型崩れを防止のため手洗いがおすすめです。
また、脱水時間も1分程度と、短時間で済ませると良いでしょう。干す際には、水分の重みで型崩れしないよう、平らな状態で乾かしましょう。
収納の際には畳んでコンパクトにし、冬用のニット同様にどこに何があるかわかるよう、立てて収納するのがおすすめです。
3-8.Tシャツ
Tシャツは、皮脂や汗によって汚れがちで、その頑固な汚れを落とすためには二度洗いがおすすめです。1回目は洗濯洗剤だけで、2回目は洗濯洗剤と酸素系漂白剤を加えて洗いましょう。
ただし、Tシャツは首回りがヨレやすいため、首回りを輪ゴムで結んで洗います。また、プリントなどのデザインを守り、汚れを落としやすくするため、裏返して洗うのもコツです。干す際には、首や肩に負荷がかかって型崩れしないよう、二つ折りにしてハンガーで干しましょう。
収納の際には、袖と肩が平行になるように畳み、裾を折り返すだけにするのがベター。場所は取りますが、シワを軽減できます。
3-9.コート
コートは、押し洗い(手洗い)、または洗濯機のドライコースなどでお手入れしましょう。洗濯機を使用する場合は、シワ防止のためファスナーなどを閉め、ふんわり畳んでから洗濯ネットに入れるのがコツです。脱水後、洗濯表示に記載のある干し方に従って乾かしてください。
洗濯後は可能であればアイロンをかけ、ブラッシングをしてから不織布などをかぶせて通気性
の良い場所で保管します。
3-10.羽毛布団

自宅で洗濯可能な羽毛布団は、まずほこりを取り除き、汚れがある部分におしゃれ着専用洗剤を塗布して前処理をします。その後、洗濯ネット、もしくは洗濯キャップを使用し、洗濯表示に従って洗いましょう。洗濯ネットに入れる際には、蛇腹に折った後にロール状にし、汚れが外側に向くようにします。
より効率的に乾くよう、物干し竿を2本使用しM字型にするのがおすすめです。完全に乾ききる前に、何度か羽毛をほぐすとふわふわに仕上がります。
おわりに
その時期着る洋服を取り出しやすくして、オフシーズンの洋服をきれいな状態で保管しておくためには、衣替えが欠かせません。しまい洗いしたアイテムを風通しの良い場所に保管する、断捨離を意識して衣替えをするなど、衣替えのコツや注意点をしっかりと把握し、スムーズな作業と整理整頓されたお部屋を目指しましょう。また、アイテムごとにマッチした洗濯方法をきちんと取り入れ、長くきれいな状態の衣類をキープしましょう。