え、エアコンから水漏れ!? その原因と対処法を解説!
「エアコンから水が垂れてきて故障かと思った!!」そのような経験がある方はいませんか。
実は、エアコンの水漏れは故障でなく正常な場合も多く、ご自身で解決することができるものもあります!
このコラムでは、エアコンの水漏れの原因や対処法などについて解説します♪
エアコンの水漏れが起きて困っている方や、いざという時のために対策法を知っておきたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1.エアコンから水漏れしても故障ではないケースが多い

エアコンから水漏れをしていても実は正常なケースが多く、排水不良が主な原因です。吹き出し口から水漏れがある場合は、まずはエアコンの排水口から水がきちんと流れているかを確認しましょう。排水口以外にもエアコンの水漏れの原因はありますが、室外機や排水口のメンテナンスをしておけば水漏れをするリスクは低くなります。
2.まずはエアコンの水漏れ場所から原因を特定
まず、エアコンのどこから水漏れをしているのかを調べましょう。水漏れをしている場所によって、エアコンが正常か故障しているかを見分けることができます。大前提として、水漏れしたまま使い続けると故障やカビの発生などにつながるため、早めに原因を特定することが大切です。
2-1.吹き出し口からの水漏れ
風の吹き出し口の一部から水滴がポタポタと垂れる場合、多くのケースで排水詰まりが原因で水漏れしています。エアコンの冷房は空気を冷やすため、内部に結露が発生します。発生した水滴は、エアコン内部にあるドレンパンと呼ばれる受け皿でキャッチされ、排水のためのドレンホースを通って屋外へ流れる仕組みです。このときドレンパンや排水口のどこかに汚れやほこりが溜まっていると、排水詰まりを引き起こし水漏れの原因となってしまうのです。
吹き出し口全体に水滴が付いている場合は、室内の空気が急速に冷やされることによって起こる結露が原因。室温とエアコン内部の温度に差が大きい時や、湿度が高い時に発生します。特に、エアコンの温度設定が20度未満と低いと水漏れする可能性が高くなるので、注意が必要です。
2-2.室内機本体背面からの水漏れ
本体の背面から水漏れがある場合、原因は以下の3つが考えられます。
〇エアコン本体の設置ミス
〇排水口のトラブル
〇エアコン本体の故障
背面から水漏れをしている場合、場所を特定することはご自身では難しいため、メーカーやエアコンを購入したお店へ修理を依頼した方が良いでしょう。
2-3.室内機本体右側からの水漏れ
機種によっては、室内機の吹き出し口の片側から水漏れが起きやすいものもあります。その場合、構造上の問題で水漏れが起きてしまっているかもしれません。室内機本体の右側や左側のみ水漏れが起こる場合は、取扱説明書を確認のうえ、メーカーの窓口へ問い合わせてみましょう。
3.エアコンから水漏れする主な原因は?
次は、エアコンが水漏れをしてしまう主な原因について説明します。
3-1.ドレンホースに原因があるケース
ここでは、エアコンの水を排出する際に重要となるパーツ「ドレンホース」に原因があるケースについて細かく解説していきましょう。
ドレンホースとは
ドレンホースとは、ドレンパンに溜まった水を外に送り出すための蛇腹の排水ホースのことです。建物の外部までつながっており、室外機から離れている場合だと4m以上になるものもあります。
ドレンホースの詰まり
室内機から排出される水には、ホコリや汚れなども入っています。そのため、排水の役目があるドレンホースの内部にゴミが蓄積して詰まると、水が排出できず逆流してしまうのです。ゴミが溜まる以外に、ドレンホースは外にあるため、虫などがホース内に入ってしまうこともあります。
ちなみにエアコンの水漏れの原因として一番多いのが、ドレンホースの詰まりです。エアコンの水漏れがあった場合は、まずドレンホースを確認すると良いでしょう。
3-2.エアコン室内機に原因があるケース
ドレンホースを確認しても原因が見当たらない場合、エアコン室内機に原因があるかもしれません。ここでは、室内機に原因があるケースについて解説していきましょう。
エアコン室内機の傾き
壁掛けエアコンの室内機は水平器を使って傾きがないか確認をしてから設置されており、慎重に取り付けられています。室内機が傾いていると、エアコン内部の水をドレンホースへうまく排出することができず、ドレンパンに溜まり、エアコンの水漏れにつながってしまうからです。自宅のエアコン室内機に傾きがある場合、取り付けをしたお店に設置のし直しを依頼しましょう。
フィルターの汚れ・目詰まり
フィルターの役目は、ホコリや匂いなどを除去し、空気をきれいにすることです。エアコン室内機のフィルターが汚れたり、目詰まりを起こしたりすると、エアコンは設定温度以上に部屋を冷やそうとします。そうすると結露水が多量に発生し、水漏れが起きやすくなってしまうのです。
熱交換器の汚れ・目詰まり
熱交換器は室内の熱を外部に追い出し、室内を涼しく保つための機器です。熱交換器に汚れや詰まりがあると、結露が水滴となり受け皿のドレンパンに水が落ちにくくなります。しかも、湿気を含んでいるため、汚れは掃除機では取りにくいという特徴もあります。送風ファンで風を送り出す時に、水滴が飛んでいる様子があれば、熱交換器の汚れがたまり、目詰まりを起こしているかもしれません。
ドレンパンの破損
エアコン内部の水分を集めて、外部に排出する役割を持つのがドレンパンです。水が溜まるドレンパンに破損があると、水を受け止めきれず、水漏れの原因となっていしまします。エアコンに傾きがなく、フィルターなども汚れていない場合は、ドレンパンが破損しているかもしれません。
製品不良や故障
エアコンの隅々までチェックしても水漏れの原因が分からない場合は、室内機自体の故障かもしれません。型番によっては初期不良が確認され水漏れを起こす商品もあり、リコール対象となっている可能性もあるので、該当していないか一度調べてみると良いでしょう。
4.エアコンの水漏れ対処法:ご自身で対応可能なケース
実はエアコンの水漏れは、ご自身で解決できる場合がほとんど。ここでは、簡単に対応できるケースについてご紹介します。
4-1.ドレンホースの詰まり

ドレンホースの詰まりは、掃除機や専用のドレンホースクリーナーを使用して解決することが可能です。
【掃除機を使用する方法】
1. ストッキングなどの薄手の布でドレンホースを覆い、ゴムでしっかりととめる
2. 排水口を上に向け、掃除機で吸う
3. 詰まりがなくなったら掃除機を離す
この方法で、ドレンホース内の汚れを取り除くことができます。ただし、ホース内には水が入っていることもあるので、掃除機で水を吸ってしまわないよう注意して行うことがポイントです。
【ドレンホースクリーナーを使用する方法】
1. クリーナーをホースの排水口に差し込む
2. クリーナーのレバーをゆっくりとホースに押し込み、レバーを一気に引く
3. 詰まりが取り除けるまで数回繰り返す
「水気があるので掃除機を使うのは心配だ」という方は、専用クリーナーを使用するのがおすすめです。しかし、クリーナーのレバーを一気に押し込むと、ドレンホース内の詰まりが逆流してしまいエアコンに流れ込むことがあるので注意が必要です。クリーナーで掃除をする前に、室内機下にビニール袋をセットしておくことも忘れないようにしましょう。
4-2.ドレンホースの歪みや潰れ
ドレンホースに歪みや潰れがある場合、スムーズに排水ができるように、まっすぐに伸ばします。歪みや潰れがひどく、ホースをまっすぐにするのが難しければ、ドレンホースの先を地面から5~10cmほどにカットしましょう。ドレンホースのカットは、カッターやはさみなどで誰でも簡単にできます。
4-4.ドレンホースの凍結
ドレンホースが凍結してしまった場合にもエアコンの水漏れが発生します。寒冷地などではドレンホース内に残った水が、冷たい外気に触れることで凍ることがあるのです。この場合は気温が上昇して自然に氷が解けるのを待つか、40~50度ほどのぬるま湯をドレンホースにかけて氷を溶かします。お風呂の残り湯を使用するのも良いでしょう。
4-5.フィルターの目詰まり
フィルターの目詰まりが原因の場合、掃除をすることで解決できます。掃除の手順は以下のとおりです。
1. 歯ブラシや筆、刷毛などでホコリや汚れをかき出す
2. 掃除機でホコリや汚れを吸い取る
3. ホコリや汚れが付着していた面の裏側から水をかけ、さらに細かなホコリや汚れを落とす
4. 1~3を試しても除去できない場合はバケツなどに水を入れ、その中ですすぐ
ホコリが飛ばないように気を付けておけば、ご自身で簡単にできるのもポイントです。
4-6.送風口の結露
風向板に冷気が当たることで結露が発生し、水滴が降ってくることがあります。風向板に冷気が当たらないように、向きを水平に設定しましょう。冷たい空気は下へ流れる性質があります。効率良く室内を冷やすためにも、風向きは水平にするのがおすすめです。
5.エアコンの水漏れ対処法:プロに依頼するケース
ご自身で対処できなかった場合は、プロに依頼しましょう。ここでは、プロに依頼するケースを具体的に挙げていきます。
5-1.ドレンホースの逆勾配
通常ドレンホースはスムーズに流れるよう、勾配をとって設置されています。しかし、逆勾配になっている場合、排水がうまくいかず逆流して水漏れを起こしてしまうのです。
ドレンホースの逆勾配に対処するには、室内機を取り外す、配管をつなぎ直すなどが必要となるため、ご自身で対応することはおすすめしません。修理会社や、エアコンを取り付けたお店に修理を依頼しましょう。
5-2.ドレンパンとの接続部分の緩み・抜け

エアコン内の水分を溜めておくドレンパンと水を排出するドレンホースの接続部分に緩みや抜けがあると、ドレンパンから水が溢れ、室内機から水漏れをしてしまいます。この場合もドレンホースのつなぎ直しをしなければならないため、修理会社などプロに依頼することが必要です。
5-3.エアコン室内機の傾き・施工不良
設置環境や施工不良などエアコンが傾く原因は多々ありますが、いずれにしても正しい位置に設置し直す必要があります。この場合も必ずプロに依頼しましょう。
5-4.熱交換器内部の汚れ・目詰まり
前述したとおり、熱交換器内部の汚れや目詰まりは、掃除機では取りにくい性質があるため、ご自身で掃除をするのは難しいです。最近では、自宅で室内機の洗浄ができる製品も販売されていますが、正しい知識と技術がなければ、あまりきれいになりません。また、室内機のパーツが破損したり、電気系統に水などがかかり故障したりする可能性もあります。そのため、熱交換器内部の洗浄も自身で行わず、プロに依頼しましょう。
5-5.ドレンパンの破損
ドレンパンが破損した場合は、修理や交換をする必要があります。パーツが廃盤となっている場合は、エアコンを買い替えることも検討しなければなりません。詳しい状況の判断なども含め、ドレンパンの破損もプロに依頼した方が良いでしょう。
5-6.冷媒ガスの不足・ガス漏れ
エアコンは冷媒ガスが不足したり、ガス漏れを起こしていたりすると、熱交換がうまく働かず、室内機内に霜が付着することもあります。この付着した霜が解けると、室内機から水漏れを起こしてしまうのです。エアコンをしばらく運転させた後、室内機のフィルターと熱交換器に霜や氷が確認できたら冷媒ガスの不足や、漏れが疑われます。どちらにしても、ご自身では対処が難しいのでプロに依頼しましょう。
最後に
エアコンの水漏れはドレンホースやフィルターの目詰まりなどが原因となっていることもあり、ご自身で解決できるものも多くあります!しかし、設置変更や内部掃除など解決することが難しい場合はプロに任せることも必要。エアコンの水漏れなどのトラブルやクリーニングでお困りの方はプロへ相談してみてください!