家庭菜園は狭くてでもできる!育てやすい○○もご紹介
新年明け、何か趣味を持って今年は過ごそうかな。と思っている方は「家庭菜園」はいかがでしょう?
広い庭がないとできないと思われがちな家庭菜園。ベランダしかないけれど、なにか育ててみたいと考えている方におすすめなのが、プランター栽培です。狭いスペースでも、日当たりと風通しさえ良ければ、プランターで家庭菜園ができます。このコラムでは、プランター栽培に必要なもの選びから基礎知識を詳しく解説します。育てやすい「ハーブ」ご紹介するのでプランター栽培に挑戦したい方は、ぜひ参考にしてください。
1.プランター栽培に必要な道具
2.プランター栽培の基礎知識
3.簡単栽培おすすめのハーブ4選
1.プランター栽培に必要な道具
まず、プランターで家庭菜園をするために必要な道具をご紹介します。選ぶコツも解説するので、道具選びの参考にしてください。
1-1.プランター
家庭菜園で使用するプランターは、花用ではなく、菜園用の大きいものを選びましょう。プランターの底に水が溜まると根が腐りやすくなるため、底が二重構造になっているものがおすすめです。逆に水やりが面倒、忘れてしまいそうという方には、底面給水鉢というタイプもあります。プランター内で給水ができるようになっているので、鉢皿も不要です。ご自身の生活スタイルや性格に合ったプランター選びをすると良いでしょう。
1-2.鉢底石
鉢底石とは、文字のとおり鉢の底に入れる石のことです。土を入れる前にプランターの底に入れて、水はけを良くすることができます。プランターにより鉢底石不要のものもあるので、準備するプランターに合わせると良いでしょう。
1-3.土
土は、市販の培養土に苦土石灰や化学肥料を混ぜて作ります。石灰を混ぜた後は土を馴染ませるため、数日放置してから使用するのが一般的な土作りの方法です。1日で作業を終わらせたい場合は、あらかじめ育てるものに適するよう、調合された培養土も売っているのでそちらを活用しましょう。
1-4.じょうろ
葉や、根を傷めないよう、優しく水をかけられるじょうろにしましょう。毎日の水やりが楽しくなるよう、見た目にもこだわったオシャレなタイプの購入もおすすめです。
1-5.肥料
野菜を立派に成長させるためには肥料選びも大切です。肥料は、大きく分けて有機肥料と化学肥料の2種類があります。有機肥料は生物由来で、即効性はなくても持続性に優れていることが特徴です。化学肥料は窒素や鉱物といった無機物を原料とし、即効性は高いが持続性は低いという特性を持っています。
肥料は植え付けのタイミングで与える元肥(もとごえ)と、成長過程で追加して与えていく追肥(ついひ)に分けられます。肥料の性質を考慮し、元肥には有機肥料を、追肥には化学肥料を使用するといった使い分けをしましょう。
しかし、肥料は与え方によっては味を落とす要因や、枯らせてしまう原因になったりもします。肥料を必要以上に与え過ぎないよう注意が必要です。
1-6.薬剤
作物の栽培は害虫との闘いでもあります。大切に育てた野菜などを守るためにも、薬剤は準備しておくことをおすすめします。薬剤の種類や、作物によって使用頻度は異なるため、用法用量はしっかりと確認してから使用しましょう。
2.プランター栽培の基礎知識 
必要物品が分かったところで、次はプランター栽培の基礎知識をコツも踏まえて解説します。
2-1.土作りのコツ
家庭菜園を始めるうえで、土作りは基本中の基本ともいえる作業です。プランター栽培なら、作物に合わせて、入れる土の配合を変えられるところが嬉しいポイントです。少しハードルの高い作業に思える土作りですが、最初は配合不要の野菜用培養土などを活用すればとても簡単です。
プランター栽培に慣れてきたら、作物の育て方を確認し、苦土石灰を混ぜたり、腐葉土を足したりなど土作りから楽しんでみましょう。
2-2.植え付けのコツ
プランター栽培では、1つの鉢にたくさん植え付けをしないことがコツです。実の付く野菜は、30㎝幅のプランターに1苗と覚えておくと良いでしょう。大きなプランターに複数の作物を植える時は、品種に合った間隔を開ける必要があります。1つのプランターにたくさん植えると、生育不良の原因になってしまうため要注意です。
2-3.水やりのコツ
水やりは季節や天候に合わせて調整するのが基本です。水は葉ではなく土部分にかけていきましょう。特に夏場は、水切れで枯らしてしまうリスクがあるため、水は多めにあげてください。心配な方は、前項でも紹介した底面給水鉢がおすすめです。
土が乾いたらたっぷりと水をやり、プランターの底から水を出して、土と水を循環させます。雨が続く場合は蒸れてしまうため、風通しを良くしてあげることが大切です。
2-4.害虫駆除のコツ
家庭菜園では、害虫が原因で失敗をするケースが多くあります。ご自身で育てるからこそ、無農薬で育てたいと考える方もいるかもしれませんが、薬剤を使用せず作物を育てることは上級者でも困難です。薬剤にはたくさんの種類があるため、用法・用量を守った正しい使用を心掛けましょう。
3.簡単栽培おすすめのハーブ4選
プランター栽培におすすめの作物「ハーブ」をご紹介します。料理のアクセントになるハーブもプランターで栽培できます。
3-1.バジル
適したプランター:直径30cm×深さ30cm以上のもの(3苗程度)
準備するもの:バジルの苗、プランター、培養土(ハーブ専用のもの)、鉢底石
種まき時期:4~5月
植え付け時期:4月中旬~6月中旬
収穫時期:7~10月
育て方のコツ:乾燥に弱い性質のため、水やりは根腐れしない程度に欠かさず行いましょう。葉が黄色っぽくなったら肥料切れのサインなので、追肥してください。
3-2.ミント
適したプランター:1苗につき直径15cm×深さ12cm以上のもの
準備するもの:ミントの苗、プランター、培養土(ハーブ専用のもの)、鉢底石
種まき時期:3~4月もしくは9月頃
植え付け時期:3月もしくは10月
収穫時期:3~11月
育て方のコツ:成長が旺盛なため、鉢はコンクリートなど繁殖しにくい場所に置くのがおすすめです。水切れするとすぐに枯れてしまうので、夏は受け皿に水を溜めて置いておくようにしましょう。
3-3.ルッコラ
適したプランター:直径15cm、深さ15cm以上のもの(2~3cm間隔で種まきできる量)
準備するもの:ルッコラの種、プランター、培養土(野菜専用のもの)、鉢底石
種まき時期:3~10月
収穫時期:4~11月
育て方のコツ:直射日光に当たると辛味が増し葉も固くなるため、半日陰で風通しの良い場所に置くと良いでしょう。水はけが悪いと病気になりやすいため、受け皿に溜まった水は捨てましょう。
3-4.唐辛子
適したプランター:直径30cm×深さ20~30cm以上のもの
準備するもの:唐辛子の苗、プランター、培養土(野菜専用のもの)、鉢底石
種まき時期:2~4月中旬
植え付け時期:4月下旬~6月中旬
収穫時期:6月中旬~10月
育て方のコツ:好みの唐辛子の苗が店頭に並ばない場合は、種から苗作りするのがおすすめです。水切れと肥料不足がストレスになりやすいため、管理をしっかりと行いましょう。
最後に
自宅でプランター栽培を行う方法や、おすすめのハーブ類をご紹介しました。プランターで意外と多くの作物が育てられることに驚かれたかもしれません。このコラムを参考に、スペースがないとできないと思っていた家庭菜園を、自宅のベランダで始めてみるのはいかがでしょうか。