正しく用語を知る!【拝領とは?】

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相手から何らかの物を受け取る際に「拝領(はいりょう)」という言葉を使います。ではこの「拝領」という敬語は、どのような使われ方をするのでしょうか。本記事では「拝領」の意味や類語、注意点を解説します。

「拝領」ってどんな意味?

「拝領」は相手から何かを受け取った際に使う敬語であることは、おそらく多くの方がご存じでしょう。ではこの場合、誰にどんな敬意をはらって使うのでしょうか。

本章では「拝領」の意味や「拝受」との違いなどを解説します。敬語表現は間違えて使ってしまうことも多いため、正しい意味をしっかりと覚えておきましょう。

人からものを「受け取ること」

拝領の読み方は「はいりょう」です。「拝領」の意味について、辞書では以下のように解説されています。

[名](スル)目上の人から物をいただくこと。「主君から名刀を拝領する」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

基本的に「拝領」とは、目上の人から何か物をもらう場合に使われる謙譲語です。拝領の「拝」には「つつしんで〇〇する」といった意味があります。そして「領」はそのまま受け取ることを意味する単語です。顧客や上司など、目上の人から何かを受け取った際に「拝領しました」などと言います。

「拝受」と「拝領」の違いは?

「拝受」も「拝領」と同様に相手から何かを受け取る際に、へりくだって使う敬語表現です。しかし両者の違いは、何を受け取るのかによって異なります。

基本的に「拝受」はただ何かを受け取ることを指しますが、「拝領」には大切なもの(重要なもの)をいただくといった意味も含まれています。

そのため相手から受け取るものが、その相手にとって「重要であること」を強調し、さらに敬意を込める場合は「拝領」を使うのが好ましいでしょう。

「拝領」の類語

「拝領」と同様の意味で用いられる言葉は、他にもいくつかあります。具体的には「賜る」「拝受」「頂戴」「査収」の4つです。しかし、それぞれの表現は「拝領」とまったく同じ意味で使えるわけではありません。

ではどのような点が異なるのか、本章ではそれぞれの類語とともに「拝領」との違いについても解説していきます。

賜(たまわ)る

「賜る(たまわる)」も拝領と同様に、何かを「もらう」といった意味で使われる言葉です。しかし「拝領」は基本的に、何かのを受け取る際に使う言葉であるのに対して「賜る」は、物品に限らず、誰かからの意見や厚意を受け取る際にも、使える表現です。

たとえば「貴重なご意見を賜る」「〇〇様よりご支援を賜りました」といった使い方をします。

拝受(はいじゅ)

「拝領」と同じ構成(拝+受)となっている「拝受」は、一見、限りなく同じ意味をもつかのように感じられます。ただし先ほども説明したように「拝領」は、ありがたいものを頂くといった意味が含まれることに対して、拝受はよりストレートに受け取ったことを伝える表現です。

ビジネスシーンでは「メールを拝受いたしました」や「本日、〇〇が弊社に届きました。まずは拝受の御礼まで」といったように、メールなどの書き言葉として用いられます。

頂戴(ちょうだい)

「頂戴」もまた、何かをもらう際に用いる言葉です。また何かをもらって、飲食する際にも使われる謙譲語です。「(名刺を)頂戴します」や「お時間を頂戴します」といったように、物のやり取りをする際にも使われます。

名刺など、具体的な物を受け取る際にも使用できますが、時間や名前といった物以外をもらうときにも使います。

査収(さしゅう)

「査収(さしゅう)」とは、基本的にビジネスシーンで使われる言葉です。ここまでに紹介した類語と大きく異なる点は、こちらから何かを送る際にも使う点にあります。資料などを送付する際に「ご査収ください」などと言うこともあるでしょう。

「査」という文字にはよく調べる、「収」には取り入れるといった意味があります。この2字が合わさることで「中身をよく確認して受け取る」といった意味になります。

「拝領」を正しく使おう!

「拝領」の意味について解説しました。ビジネスシーンでよく耳にする敬語表現とされています。しかし拝領の類語には「賜る」「拝受」「頂戴」「査収」などもあり、それぞれ受け取るものが異なるなど、ニュアンスに違いがあります。細かな違いを理解することで、相手に違和感を与えることなく「拝領」を正しく使えるようになるでしょう。

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